(8)初期臨床研修スタート!(2020年4月) 吉永 匡史

2020年08月19日 吉永 匡史

こんにちは!吉永です!
今回からは、初期臨床研修が始まってからのことを少しずつ書いていきたいと思います。

ついに初期臨床研修医としての生活がスタートしました!
4月1日は辞令交付式やオリエンテーションでした。
会場には、いつもなら多くの先生方のご参加などもあって開催されるとのことでしたが、コロナの渦中とのこともあり、鹿児島市医師会の会長でもある上ノ町 仁先生や鹿児島市医師会病院の院長兼脳神経内科医でもある園田 健先生をはじめとした少数のメンバーで開催されました。
鹿児島市医師会病院で働くのが1年目の方々,今年度が社会人スタートになる新規採用職員の方々などの参加でした。
今年度の1年目職員は、医師が1人,看護師が5人,薬剤師が1人の計7人でした。(来年はもっと多くの方々が来てくださいますように!採用試験へのご参加を心よりお待ちしています!(笑))
医師になって3年目以降の先生方に関しても辞令交付もあり、数名の先生方がいらっしゃいました。
交付をいただき、実際に働き始めることとなったわけです。ぶっちゃけますが、最初は、「とうとう医師として働き始めるんやな…」と思ったり、「ここに自分がいていいのか…」という不安が大きかったり、「やっと働き始められるんやな…」との喜びが大きかったり…いろいろな気持ちが織り交ざってのスタートだったのは、今でもはっきりと覚えています。
いちばん大きかったのは、「ここに自分がいていいのか…」という気持ちでした。ただ、この医療の現場に立った以上、一挙手一投足に責任がついて回るのはわかっていたので、働き始めたら気が引き締まる思いでした。

最初の10日間くらいは、オリエンテーションが中心でした。
最初の数日は、施設案内,カルテの使い方,病院の組織について学ぶ,仕事内容,「自分たちの仕事はこういう法律に則ってやっている」といった法律関係…。当たり前ですが、医師国家試験の勉強で学んだ法律が並んでいました。「こういう形で運用されているのか…」ということを実際に知り、ここも気が引き締まる思いでした。
その後は、新人看護師の方々も一緒に、採血の仕方,点滴のルートの取り方,諸機器の仕組みや簡単な使い方…。仕事に直結する手技を、看護師の方々のご指導のもとで学んでいきました。諸機器に関しては、臨床工学技師の方々に教えていただきました。
必要なことは各々でメモをしながら…。
講師には看護師の方々が多かったのですが、もちろん共通の内容もたくさんあり、ありがたかったです。自分はこれから医師として働いていく立場ではありましたが、「看護師の方々はいつもこのような仕事をされているんだな」ということを知ることができた日々でもありました。貴重な日々でした。この点に関しては、働き始めて数か月が経過しますが、その中でもありがたさを多く感じている部分でもあります。

本来ならば、オリエンテーションの合間で、歓迎会などのイベントが催される予定だったらしいのですが、コロナの影響もあり、開催はされていません。
鹿児島県の初期臨床研修医が集まる会も、もちろん開催されていません…。

ちなみに、今年度から鹿児島県で初期臨床研修医として働いているのは108人だそうです。その中の1人として、鹿児島の医師の発展に貢献したいなと日々の生活で感じながら今は頑張っています。

会などは、開催があることを楽しみにしつつ、我慢…我慢…我慢…。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!